【北海道特集】質素な列車でぶらり旅 ~海の幸とながまれ海峡号~

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【北海道特集】質素な列車でぶらり旅 ~海の幸とながまれ海峡号~

安上り鉄道が人気のローカル線に

このたびの北海道胆振東部地震により被災された皆様
ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

少しでも早く、復興と普段の生活の復旧につながることを願います。

さて、2016年3月に開業した北海道新幹線の陰で、JR江差線の五稜郭と木古内間を
継承して誕生した第三セクター鉄道がありました。
低予算と地元の幸を売りにして誕生した道南いさりび鉄道は、質素な作りである
「ながまれ海峡号」も話題となり、人気ローカル線のひとつとなっています。

ながまれ海峡号

出典 http://d3kltrram76q8c.cloudfront.net

ホームでジューッっと海鮮BBQ?

午後3時51分、ながまれ海峡号は函館駅を発車します。
道南地方の方言で「ゆっくり」や「のんびりして」を意味する「ながまれ」が
名付けられている通りの、穏やかな旅を求めるには最適な路線です。

通常、函館から木古内間の所要時間は各駅停車で1時間ほどです。
それをながまれ号は倍の時間をかけ、往復約4時間でゆっくり走るのです。

大漁旗やホッキ貝、イカなどのぬいぐるみで飾られた車内はとてもにぎやかで、
歓迎の一皿としてふるまわれる塩味スナック「うまイカパイ」にはチーズや
さきいかが散りばめられ、ポツリポツリと味わううちに、車窓には海が広がり
始めます。

夕暮れ

出典 http://media-cdn.tripadvisor.com

函館湾とその先に臨む津軽海峡、そして函館山のシンボリックなシルエットが
沖に現れてくる頃は、夕暮れとともに漁船が出漁する時間とも重なるので、
いさりびがきらめく幻想的な風景にも出会えることでしょう。
これぞ、ゆっくりのんびり走る道南いさりび鉄道でこそ楽しめる絶景のひとつ
ともいえます。

木古内からの復路は、お待ちかねのお楽しみディナータイムです。
ハイライトはなんと言っても茂辺地駅のホームで振る舞われる、地元の人に
よるバーベキュー(BBQ)「いさりび焼き」の実演販売です。

朝に茂辺地港でとれたばかりのツブ貝とホッキ貝など、その日によって替わる
主役は、まさに旅のお楽しみに。
ホームに漂う香ばしい磯の香りが、食欲をそそること間違いなしです。

海鮮BBQ

出典 http://news.walkerplus.com

さぁ、安く北海道を楽しみに行こう!

節約路線が生み出した感動

継承路線の第三セクター鉄道だけあって車両には新車ではなく、旧国鉄時代と
JR北海道で長年活躍してきた「キハ40形」が9両配備されています。
ワンマン化などの車両改造費は9両で3500万円に収まり、1両あたりにすれば約
390万円という低予算でのスタートとなりました。

一般的な観光列車は新車で3億円、改造車両でも億単位すると言われている中で、
「ながまれ海峡号」は日本一低予算で生まれた路線とも言えるでしょう。

実は、この節約型の列車が2016年に、その年で一番の感動を呼んだ鉄道の旅に
贈られる「鉄旅オブザイヤー」でグランプリを受賞しました。

道南地域の食や文化といった魅力ある情報の発信と、観光客が満足するような
等身大のサービスが魅力として花開いたようです。

道南の名産「道南杉」を使用した内装、そして日没後の函館山のシルエットに
津軽海峡にきらめくいさりびと、道南の街の灯り、空にスターダストを外装と
してまとった車両が、のんびりとした旅へと案内してくれます。

今回の震災による被害は分かりませんが、急ぐことなくゆっくりのんびりと、
「ながまれ」と復旧していってほしいものです。

素敵な旅はステキな相手と!(^^)

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